九州病害虫研究会報
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1.各種の水稲栽培条件と稲小粒菌核病被害との関係
野中 福次
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1959 年 5 巻 p. 1-2

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抄録

1.畦立栽培によつて稲小粒菌核病の被害度は非常に減少し,又この水稲基茎部のC/N率は平畦栽培のそれより高い.
2.伸長生長期の断根,晩期株移植,並びに登熟期の倒伏は本病の被害度を助長せしめる.
3.穂孕期から出穂期の遮光では水稲の不稔を生じ,本病の被害度は減少する傾向を示すが,出穂期以降の遮光では本病の被害度を非常に助長する.

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