Linkage: Studies in Applied Philosophy of Science
Online ISSN : 2435-9084
帰納論理とベイズ統計
ジャーナル オープンアクセス

2021 年 1 巻 p. 26-31

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抄録

帰納推論の本性に関する議論には 2 つの異なるアプローチの仕方がある.一つは論理学的なものであり,もう一つは統計学的なものである.これまでこの 2 つのアプローチは全く異なる研究伝統に属してきたが,近年その数理的関連性に注目し,そこからより実り豊かな応用を引き出そうとする試みが現れている.本論では,こうした試みの一端を紹介し,論理と統計を結ぶアプローチがどこまで有望なものであるのかを議論する.

© 2021 北海道大学大学院 理学院 科学基礎論研究室
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