日本物流学会誌
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リバース・ロジスティクスの概念の変遷と再検討
岡田 啓塩見 英治
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2003 年 2003 巻 11 号 p. 49-56

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抄録

リバース・ロジスティクスについての認識は、識者によって差異があり、一部に混乱も見受けられる。このような状況を回避し、この領域の研究の発展を図るためにはリバース・ロジスティクスの概念を整理、多角的に検討することが求められる。そこで、本稿は、リバース・ロジスティクスの定義の変遷を追うことで概念を概観する。次に、リバース・ロジスティクスの経済性に焦点を当てて検討を行う。このなかで近年の研究においては、リバース・ロジスティクスの戦略性に注目が集まってきていることを指摘し、それについて敷衍する。最後に、社会性を定義し、経済性、戦略性という視点を援用することで、リバース・ロジスティクスはどのようなロジスティクスであるのか再検討を行う。

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