日本物流学会誌
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Empirical Evidence of Industrial Spatial Localization of 23 Old Japanese Railroad Stations, 1913 to 1936
全 相俊小岩 信竹苦瀬 博仁
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2005 年 2005 巻 13 号 p. 171-178

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抄録

この論文は、東京にある23駅別の移出及び移入のトレード・オフ関係を、実証分析で明らかにする事である。駅の地域集積化を明らかにするためにジニ係数を適用し、これを従属変数にする。地域集積化を示している従属変数に影響を与える要素との関係を明らかにすることである。この研究の中で、汐留・両国・秋葉原・飯田橋・錦糸町・新宿・そして品川の7駅に特に集中する傾向が明らかになった。この研究の結果、この時代の東京内の駅には規模の経済が存在し、その7駅に影響を与えていた。しかし、この時代まで川を利用した船の輸送が主な役割を果たしており、鉄道の役割は川の輸送に次ぐ傾向を見せている。

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