抄録
もみがら灰と水酸化カルシウムの水和反応メカニズムと水和物を研究した.その結果, もみがら灰は水酸化カルシウム溶液と速く反応することが確認された.飽和水酸化カルシウム溶液のpH値と電気伝導率は, 時間の経過とともに下降し, ADRサンプルでは下降速度がとくに速かった.水和反応初期においてもみがら灰は水酸化カルシウムとの反応速度が速くなった, 水和反応メカニズムは, 拡散制御に属し, Jander拡散方程式とGenstleng拡散方程式で表される.Jander反応速度定数とGenstleng反応速度定数は, ADRサンプルではそれぞれ18.41×10-4と14.46×10-4となり, RHAサンプルでは10.99×10-4と9.180×10-4となる.DTAとXRDの結果から, C-S-H (Ca1.5SiO3.5・xH2O) が唯一の水和反応物である.