Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan
Online ISSN : 2185-4378
ISSN-L : 1345-3769
カオリンの加熱変化とか焼物のアルカリ溶液への溶出特性
三国 彰魏 存弟小松 隆一池田 攻
著者情報
ジャーナル フリー

2005 年 12 巻 315 号 p. 115-121

詳細
抄録

ジオポリマー材料の知見を得るため中国カオリンとジョージアカオリンについてカオリンの熱変化とか焼物のアルカリ溶液への溶出特性について検討した.両カオリンはメタカオリンに変化し, か焼温度の上昇とともにAl-Siスピネル中間相をへてムライトとシリカに変化する.溶出試験は25, 80℃における0.1N水酸化ナトリウム溶液中でか焼したカオリンを溶出させることにより行なった.とくに溶出温度80℃においてSi+4.イオンおよびAl+3イオンは900℃および1100℃において特異的ピークが認められた.これらは比表面積値の傾向とは一致せず相変化とカオリンの分解に基づくものと考えられる.一方溶出温度25℃においては特異的なピークは認められなかった.550~800℃で調整されたメタカオリンにおいては溶出温度25, 80℃においてともに高い溶出量を示し, 比表面積の傾向と一致した.さらに中国カオリンにおいては非脱水物も高い溶出を示すことが確認された.

著者関連情報
© 無機マテリアル学会
前の記事 次の記事
feedback
Top