エゴヒゲナガゾウムシ (コウチュウ目，ヒゲナガゾウムシ科) の活動の日周期性

松尾 洋

doi:10.32280/nesr.17.0_59

抄録

エゴヒゲナガゾウムシの活動の日周期性を明らかにするために，赤外線のビームの遮断回数を記録できるアクトグラフを用いて，雌雄それぞれ２個体の活動を４日間にわたり記録した．その結果，本種は明瞭な昼行性の活動パターンを示した．本種のオスの眼柄は著しく突出しており，オス同士が顔を突き合わせて闘争行動を示すことが知られている．昼行性であることは，こうした闘争において，視覚が重要な行動の刺激になっていることを示唆している．

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