討論会講演要旨
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7. フエノール樹脂の不飽和性について
中村 儀郎
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1955 年 5 巻 p. 12-14

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抄録

樹脂膜の赤外部吸收スペクトルから, カセイカリ触媒を用いたフエノール・ホルムアルデヒド樹脂 (原料モル比=1 : 1) に, 熱硬化に伴って5.8~5.9, 6.06, 6.2μの不飽和基 (>C=0, >C=C<) による吸收が増大することはすでに報告した (工化・投稿済) 。このような不飽和基の存在はゴム・フエノール樹脂の生成機構に関連する興味ある事実であるが, 今回は熱処理に伴う不飽和基の消長を臭素化試藥によって追跡した結果について報告する。

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