熱硬化性樹脂
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架橋ポリエステルアミド樹脂
ビス-2-オキサゾリン化合物と有機の酸性物質から生成する熱硬化性樹脂の研究(第1報)
佐野 安雄有田 和弘増田 伊佐雄廣野 隆彦中村 利貞
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1986 年 7 巻 3 号 p. 131-137

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抄録
2, 2′- (1, 3-フェニレン) ビス-2-オキサゾリン (A) と脂肪族ジカルボン酸 (B) を, 触媒トリフェニルホスファイトの存在下で加熱して生成する架橋ポリエステルアミド樹脂について, 生成条件, 構造及び性質を調べた。
AとBのモル比が1以上で硬質樹脂が生成する。硬化に影響を及ぼす加熱温度, 時間, 触媒量について検討した。また原料中の水分は硬化を阻害する。硬化物を分析し, 予期通り, アミド基にオキサゾリン環が開環付加していることを確認した。数種のジカルボン酸を用い, Aとのモル比を変えて樹脂を作り, 諸性質を測定した。機械的性質と熱的性質は組成により著しく変化するが, 電気的性質はほとんど変化しない。本樹脂の最大の特徴は非常に硬く, 強度が大で耐衝撃性が大きい点にある。
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© 合成樹脂工業協会
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