熱硬化性樹脂
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合成樹脂化学における融点の意味について
合成樹脂化学史ノート(第32報)
鶴田 四郎
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1987 年 8 巻 4 号 p. 235-246

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抄録
近年フェノール樹脂, 尿素樹脂等の研究が進むにつれ, 多くの結晶性初期縮合物が分離あるいは合成されてきた。それらの化合物の多くは熱硬化性とか熱分解性とかいう親樹脂の性質を持っていて, 融点が余りはっきりしない。融点巾の狭い真正の融点とこれら特異な性質の融点を識別してそれぞれの融点則を見出してゆきたいというのが筆者の希望である。そこで本報ではまず従来の有機化学が融点をどのように考えてきたかを調べ, 各論としてフェノール樹脂と尿素樹脂の化学におけるその扱い方を拾ってみた。終りにMeltという言葉を使わず, 頭からDecomposeという言葉を使ったA.E.Dixonの尿素樹脂に関する論文 (1918) を紹介する。
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© 合成樹脂工業協会
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