比較的高いPr数の平行平板間乱流熱伝達の高解像度DNSを実施した.壁面摩擦速度とチャネル半幅で定義されるRe数は395,Pr数は10までを対象とし,スカラー散逸に関する確率密度関数,不変量マップ,瞬時場などからそのRe数・Pr数依存性について考察した.またエネルギー散逸場や渦構造との相関関係についても検討した.さらに温度乱れ散逸率輸送方程式の各項についてRe数・Pr数依存性を考察するとともに,温度場二方程式モデルにおけるεθ方程式のアプリオリテストを実施し,モデル構築へ向け既存モデルを統一的に評価した.