日本伝熱シンポジウム講演論文集
第45回日本伝熱シンポジウム
セッションID: F242
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F24 対流熱伝達の促進・制御2
抵抗低減を伴う粘弾性流体の乱流熱伝達のDNSによる解析
熱伝達率に及ぼすレオロジー特性とプラントル数の影響
香川 祐太宇 波*川口 靖夫
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
 ビル空調システムの循環水に数百ppmの界面活性剤を加えることによって、トムズ効果によりポンプ動力を数十%節約できることがわかっている.一方,抵抗低減に伴う熱伝達低減も同時に起こり,熱輸送の効率を減少させてしまう問題がある.そこで本研究では,抵抗低減効果のある流体の非ニュートン性を考慮して,平行平板間熱伝達を伴う乱流の直接数値シミュレーション(DNS)を行い,熱伝達低減の仕組みについて解析を加えた.溶液のレオロジー特性とプラントル数が熱伝達率に及ぼす影響について報告する.
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© 2008 社団法人 日本伝熱学会
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