主催: 社団法人 日本伝熱学会
京都大学
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都会のマンションでは,浴室は建物の北側の外気に接する部分に配置されることが多い.冬の日に,浴室の空気の温度は浴槽の蓋を20分も開放しておけばある程度上昇するが,熱容量の大きい壁の温度は容易には上がらない.そこでは,体表面から壁へのふく射伝熱が優勢になり,それゆえ冬の浴室は寒い.ついては,壁の前に熱容量の小さい壁/カーテンを設けてそのカーテンが温まるのを期待するのがよい.この報告では,冬の浴室を温かくするふく射伝熱の効果を実験的かつ定量的に例証する.
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