日本伝熱シンポジウム講演論文集
日本伝熱学会創立50周年記念第48回日本伝熱シンポジウム
セッションID: SP109
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SP1 学生優秀プレゼンテーション賞1 ―熱物性・物質移動―
レーザー誘起表面波法による微量血液粘性率センシングに関する研究
採血後即時測定を可能にするシステムの開発
村本 祐一*花房 恵美子長坂 雄次
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
血液は生体環境維持に大きく関わり,その流動特性を表す粘性率は各種疾患との相関が報告されている。血液は凝固作用を有するため,血液検査では一般に血液に抗凝固剤を混入する必要があるが,生体内に近い流動特性を知るために抗凝固剤を含まない測定を行える事が望ましく,血液の飛沫などによる感染を防ぐための配慮も必要となる。本研究はµlオーダーの微量かつµsオーダーの高速測定が可能なレーザー誘起表面波 (Laser-induced Capillary Wave : LiCW) 法を用いた血液粘性率測定装置の開発を行っており,真空を用いた密閉型採血後即時測定システムの開発を行った。
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© 2011 社団法人 日本伝熱学会
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