愛知大学大学院中国研究科 [日本]
2020 年 61 巻 p. 23-30
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従来、国際関係における先進国と発展途上国の間の関係を「南北関係」で呼んでいる。近年途上国住民による国際観光の隆盛に伴い、従来の国際観光における「南北関係」は、基本構造を維持しながら、展開の場を「北」である先進諸国国内に回帰する流れが生じたと筆者が指摘する。本稿は筆者が名古屋城本丸御殿での観光調査に基づき、インバウンドへの言語対応を検証した。事例を踏まえて、「北回帰のまなざし」という概念を提示し、観光のまなざし論の拡充を試みた。
日本観光学会研究報告
総合観光研究
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