1960 年 63 巻 12 号 p. 2140-2142
脂肪族アルコールと二重結合のあるマレイン酸およびクロトン酸とのエステルを合成し,さらにエステルの酢酸第二水銀付加物をつくった。これらの付加物を展開試料とする逆相ペーパークロマトグラフィーについて研究した。脂肪族アルコール(C2~C18)を用いて合成した試料のハン(斑)点は明確に分離するので定性分析法として適当である。
試料の量とハン点の面積ならびに吸光度との関係を検討し, ハン点の面積と使用した試料の量との間には比例的関係のあることを明らかにした。
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