1964 年 67 巻 10 号 p. 1647-1652
α-アルキルアクリル酸メチルと,スチレンとの共重合を行ない,共役2重結合の反応性におよぼすα-置換基の影響を検討した。スチレンラジカルに対するα-アルキルアクリル酸メチルの相対反応性堵は・次の順に減少した:(α-置換基)C6H5>CH9>C6H5CH2>H~C2H5~n-C3H7~n-C4H9>iso-C4H9>cyclo-C6H11>iso-C3H7>sec-C4H9。この順序は主としてα-アルキル基の立体効果で説明できる。二,三のα-置換基を除き相対反応性比とTaftの立体置換基定数の間には直線関係が成立することがわかった。
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