インドキシル誘導体のケイ光性におよぼす化学構造の影響を調べるため, これらの DMF 溶液中における吸収およびケイ光スペクトルを測定した。3-オキシインドール(インドキシル)-, 3-オキシクマロン-および 3-オキシチオナフテン-カルボン酸エステルのケイ光強度は 3-位水酸基と 2-位カルボニル基との間に働らく分子内力, たとえばキレーションや水素結合, の強さに依存する。そしてこれらのケイ光性は助ケイ光基としての環複素原子 (N.O.S) の種類や Annellation 効果には影響されない。アルキルロイコインジゴはロイコインジゴ (インドキシルニ量体) のケイ光性を保持するけれども O,O',N,N'-テトラメチルロイコインジゴと O,O'-ジメチルロイコィンジゴ誘導体のケイ光性は安定である。
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