1941 年 62 巻 9 号 p. 876-878
ガジユマル(Ficus retusa Linn.)生體内にl-Linaloolを注入放置してその變化を檢したが, Linaloolはガジユマル生體内に於ては比較的安定であつて,小部分がGeraniol及びα-Terpineolに異性化する事が證明せられたに過ぎない.この反應は實驗室内に於ても容易に起り得るもので,生體内に於てもLinalool→Geraniol→α-Terpineolの生成關係が存在する事を示す.
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