1944 年 65 巻 7 号 p. 611-615
脱臘鰮油及び其の高度不飽和酸を室温酸化し,亞麻仁油脂肪酸マンガン鹽,ハイドロキノン,レゾルシン,ピロカテキン,ピロガロール,α-及びβ-ナフトール,チモール, p-トルイヂン,β-ナフチルアミン,ヂフェニルアミン,糠油及び其の不鹸化物を夫々0.1及び0.5%添加して其の影響をしらべた.其の結果によると脱臘鰮油に對してはピロガロール,α-ナフトール,ピロカテキン,ハイドロキノンの順序に酸化防止能強く,高度不飽和酸に對しても此等四者の酸化防止能は上の順序であるが,高度不飽和酸に對してはヂフェニルアミンは酸化の或る期間中重量増加著しく小で,重量増加曲線は特異の傾向を示した.糠油及び其の不鹸化物は殆ど酸化防止能を示さなかつた
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