日本化學雜誌
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アルデヒドとm-フェニレンジアミンとの反応
丸田 銓二朗鈴木 義仁
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1957 年 78 巻 11 号 p. 1604-1608

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抄録

脂肪族アルデヒドにm-フェニレンジアミンのアルコール溶液(以下MPDと記す)を加えると赤色となり, 次第に強いケィ光ある赤緑色となる. ホルムアルデヒドは例外で黄色沈殿を生ずる。環状構造のあるアルデヒドは脂肪族アルデヒドより発色の程度は弱い脂肪族アルデヒドとMPD との反応物は265mμ と420mμ とに吸収極大があらわれる. 吸収極大波長における吸光係数はブチルアルデヒドが最高である。カルボニル統合と共役位に不飽和統合のあるアルデヒドがMPDと反応すると可視部に吸収極大波長における吸光度を測定することにより微量のアルデヒドを定量することができる。

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© The Chemical Society of Japan
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