1957 年 78 巻 9 号 p. 1340-1343
アリザリンスルホン酸ナトリウムを用いる微量チタンの新らしい光度定量法を鉄鋼および鋳鉄に引きつづいて金属マンガン,フェロマンガン,金属シリコン,フェロシリコン,高ケイ素マンガン鉄に応用した。金属マンガン,フェロマンガン申のチタンは多量のマンガンや鉄を分離する必要がなく,鉄鋼の場合と同様に,また金属シリコン,フェロシリコン,高ケイ素マンガン鉄中のチタンはケイ素をフッ化水素酸で揮散するのみで分離することなく,0・002~0.2%のチタンをそれぞれ簡便かつ正確に定量することができた。
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