1958 年 79 巻 7 号 p. 785-789
40Mcycleの高周波電流を用いて封鎖系内反応で単極トーチ放電を行い, メタン, 窒素の混合ガスからシアン化水素の生成を行った。反応ガス圧は油圧力計で5~30cmである。その結果反応は見掛上の零次反応として進行し, v0~P0CH4関係はさきに250Mcycleでえたものとは全く異なる形を示し, これは窒素による高周波エネルギーの吸収係数が僅少なために起こるとして説明しうる。また水素の混合によって生成速度は低下するが, これは水素によるCH4の脱活のためとすれば反応経過を適切に説明しうる。
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