日本化學雜誌
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活性炭素の多孔性構造に関する研究(第4報)窒素,メタン,炭酸ガス,エチレンの吸着について
鶴泉 彰恵
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1959 年 80 巻 3 号 p. 221-224

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抄録

多孔性構造既知の試料である活性炭素S3,S4,SZ3,およびモレキュラーシープ5Aに窒素,メタン,炭酸ガス,エチレンのような無極性ガスを吸着させ,吸着媒の細孔分布が吸着の速度,選択吸着等に与える影響を検討した結果つぎのような結論を得た。
(1)吸着媒の細孔分布がTri-disperseの場合には,吸着速度曲線もおおむね3段階から成る。(2)吸着ガスの物理定数と平衡吸着量との関係は一義的的でなく,その間に吸着媒の細孔径が重大な役割を演じている。

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