日本化學雜誌
Online ISSN : 2185-0917
Print ISSN : 0369-5387
ISSN-L : 0369-5387
酢酸ビニル気相合成の研究(第3-7報) (第3報)流通法での反応速度について
満谷 昭夫
著者情報
ジャーナル フリー

1959 年 80 巻 8 号 p. 886-888

詳細
抄録

流通法で酢酸ビニルを合成し,反応速度が触媒中酢酸亜鉛の量に比例すること,反応の見かけの活性化ヱネルギーが 16.9 kcal/mol となり第 1 報で報告したアセチレンの吸着の活性化エネルギーとよく一致することを認めた。
さらに,アセチレン / 酢酸モル比が 4 以下で反応速度の逆数がアセチレン分圧の逆数に比例することを確かめ,この範囲で第 2 報の静止法による結果と同じくアセチレンの吸着が律速段階になっていることを確かめた。

著者関連情報

この記事は最新の被引用情報を取得できません。

© The Chemical Society of Japan
前の記事 次の記事
feedback
Top