1960 年 81 巻 11 号 p. 1716-1720
過ヨウ素酸酸化,グルタルジアルデヒド生成の再検討,および赤外線吸収スペクトルから,従来あおき配糖体アウクビンに与えられていた2種の推定式を否定した。アウクビンの弱酸性接触還元生成物の性質から,アウクビンにはアリル型水酸基とアセターまたはケタール結合が存在することを示した。アセタール(ケタール)結合の存在は他のすべてのヒドロアグルコン誘導体がル2,4-ジニトロフェニルピドラゾンを与えることからも支持された。
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