日本化學雜誌
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各地産植物精油に関する研究(第11~12報) (第12報)エゴマの精油(その4)
上田 照夫
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1960 年 81 巻 11 号 p. 1756-1760

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抄録

ナギナタケトン(1)のオキシアミノ化合物,セミカルバチット付加体,セミカルバチットセミカルバゾンなどは水酸化カリウムまたはシュウ酸により分解されて,2-セチル-3-メチルフラン(II)を生成し,別に少量のIが再生される。I自身も水酸化カリウムにより容易にIIとアセトンとを与えるから,1の種々の誘導体はアルカリまたは酸によりいったんケトン(I)を再生し,これがさらに分解されてIIとなるものである。

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© The Chemical Society of Japan
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