1960 年 81 巻 2 号 p. 340-344
aureothin, C22H23O6N および, これから導かれる異性体 isoaureothin のアルカリ分解を行なうとジエチルケトンが得られ, またオゾン酸化によりそれぞれ aureonone (VI), isoaureonone (VII) と名づける分解生成物が得られた。aureonone および isoaureonone の紫外線吸収スペクトル, 赤外線吸収スペクトルの検討とアルカリ分解の結果を考慮して aureothin には γ-ピン環を含む (IV), isoaureothin には α-ピロン環を含む (V) の構造を与えたロ。また aureothin の酸性加水分解で得られる酸性物質 desmethylisoaureothin には (XIa) の構造を与えた。
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