1961 年 82 巻 2 号 p. 227-229
3,6-ジクロピリダジン(I)の二つの塩素原子の反応性を調べる目的で種々のアミンとの反応を試みた。芳香族アミシの易合には二つの塩素原子は比較的容易に反応してビス置換体を生じるが,脂肪族性アミンの場合には一つの塩素原子のみが容易に反応する。3-置換アミノ-6-クロルピリダジン(II)についてアミノ基の置換基Rが芳香族の場合には塩素原子は芳香族アミンおよび脂肪族性アミンと反応するがRが脂肪族の場合には塩素原子とアミンとの反応が困難なようである。
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