日本化學雜誌
Online ISSN : 2185-0917
Print ISSN : 0369-5387
ISSN-L : 0369-5387
ピリダジン誘導体に関する研究(第6報)3,6-ジクロルピリダジンとアミンの反応
熊谷 万平
著者情報
ジャーナル フリー

1961 年 82 巻 2 号 p. 227-229

詳細
抄録

3,6-ジクロピリダジン(I)の二つの塩素原子の反応性を調べる目的で種々のアミンとの反応を試みた。芳香族アミシの易合には二つの塩素原子は比較的容易に反応してビス置換体を生じるが,脂肪族性アミンの場合には一つの塩素原子のみが容易に反応する。3-置換アミノ-6-クロルピリダジン(II)についてアミノ基の置換基Rが芳香族の場合には塩素原子は芳香族アミンおよび脂肪族性アミンと反応するがRが脂肪族の場合には塩素原子とアミンとの反応が困難なようである。

著者関連情報

この記事は最新の被引用情報を取得できません。

© The Chemical Society of Japan
前の記事 次の記事
feedback
Top