日本化學雜誌
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微量のヨウ素イオンおよび臭素イオンの吸光光度定量法
友成 明久
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1962 年 83 巻 4 号 p. 459-463,A30

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抄録

ヨウ素イオンまたは臭素イオンを含む試料溶液のpHを適当な値に調整し,硝酸水銀(II)とヨウ化カリウムのほぼ等モルの混合溶液を加える。そこヘジフェニルカルバゾンのエタノール溶液を加えて発色させ,着色物質をベンゼンで抽出する。ベンゼン相の赤紫色は,ヨウ素イオンまたは臭素イオンの濃度が大きくなるにしたがって薄くなるので,間接的にこれらを比色定量することができる。本法で0.02~1.2PPmのヨウ素イオン,0.01~0.8ppmの臭素イオンが迅速正確に定量できる。

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