日本化學雜誌
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α-ポリオキシメチレンの可逆熱解重合
岩佐 芳典井本 立也
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1963 年 84 巻 1 号 p. 31-34,A2

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抄録

ポリオキシメチレンを熱分解するとき,気体のホルムアルデヒドを生成し,解重合と重合の可逆反応が起る。α-ポリオキシメチレンを真空中,銅粉を熱伝導荊として100°~120℃で熱分解して発生するホルムアルデヒドの圧力磨化を測定し,可逆熱解重合の実験速度式を得た。
Ra=kP0.8(Pe-P)1.6,Po0.3(Pc)
k=1.8×1010exp(-27.100/RT)(mol/sec)
Rdは分解によって生成するホルムアルデヒドの発生遠度,Kは比反応速度,PとPoはそれぞれポリマーの残留暴と初量,Poはα-ポリオキシメチレンとホルムアルデヒド間の平衡圧,Pは時間tにおけるホルムアルデヒドの圧である。

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