日本化學雜誌
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ジオキシベンゾトロポロンカルボン酸の臭素化
鈴木 洸次郎
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1963 年 84 巻 3 号 p. 276-278,A19

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抄録

1',2-ジオキシベンゾトロポロン-4-カルボン酸(I)の臭素化を研究した。Iを酢酸中室温で長時間,あるいは塩基の存在下で臭素を作用させるといずれの場合もモノブロム化合物(II)を生ずる。加熱下に臭素を作用させると,モノ(II),ジ(III)およびトリブロム(IV)化合物が得られる。トリブロム化合物はジオキソテトラメチレントロポロンのエノール構造と考えられる。Iおよび臭素化物の吸収スペクトルを比較した。

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© The Chemical Society of Japan
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