日本化學雜誌
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イチョウイモ粘質物の組成と構造 (とくにマンナンの性状)
佐藤 利夫
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1967 年 88 巻 9 号 p. 982-985

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抄録
イチョウイモ粘質物の粘性の発現にはマンナンが主要な役割を果している。この報告ではこのマンナンの構造をアセトリシス, 過ヨウ素酸塩酸化などによって検討した。
このマンナンはゾウゲヤシマンナンなどと同様なβ(1→4)結合をした直鎖状の構造をもつことがわかった。また粘質物中ではマンナンのアンヒドロマンノース1molあたり2molのアセチル基が結合していることがわかった。イチ箪ウイモ粘質物が容易に熱変性を受けて高粘性を失なってしまうという特異な性質はこのアセチルマンナンの性質によるものと思われた。
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