日本化学会誌(化学と工業化学)
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ポーラログラフ法および吸光光度法によるp-ベンゾキノンスルホン酸カリウムの緩衝液中における挙動に関する研究
新井 五郎浜野 裕司
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1973 年 1973 巻 11 号 p. 2142-2146

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抄録

P-ベンゾキノンスルホン酸カリウムは,中性およびアルカリ性緩衝液中で水酸化物イオンと反応することが,ポーラログラフ法および吸光光度法で確かめられた。その反応において,水酸化物イオンはp-ベンゾキノンスルホン酸カリウムのカルボニル基の炭素原子に付加するものと考えられた。また,この水酸化物イオン付加体と未付加体のp-ペソゾキノソスルホソ酸カリウムとの間で酸化還元反応が起こり,ヒドロベンゾキノンスルホン酸カリウムと水酸化物イオン付加体の酸化体を生じた。

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