日本化学会誌(化学と工業化学)
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血液直接測定式管状グルコースセンサーの開発
池田 章一郎青山 夷仁伊藤 要大倉 國利市橋 秀仁近藤 達平
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1980 年 1980 巻 10 号 p. 1554-1561

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抄録

酵素電極の原理が麹単に述べられ,著考らの研究室で開発された新型グルコースセソサーについての研究成果がまとめられているの酵素電極型グルコースセソサーの形を棒状から管状に変更し,共有結台法で離したグルづ一ス才キノダーゼ飼定化酵素膜の前面にグルコースの透過を部分的に制限する特殊な遭茨透過膜を設げるζ とにより,被検液を希釈する二となしに700mgμ 以上のグルコース濃度に直接応答しうるグルコースセンサーを開発した。固定化酵素膜の活性低下は5℃ での保存で3箇月後に8%以下であり,セソサーの応答性は37℃ での連続使用で10日以上変化しなかった。犬の頸動脈一頸静脈外シヶントに新型セソサーを接続し糖負荷試験を行なった結果,グルコースの静脈からの投与に対し,センサーは1分以内に応多し始め,6分で一定出力を示した。しかしイソシュリソの投与による血糖値の降下に対してセンサー出力は約20分の応答遅れがあった。

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© The Chemical Society of Japan
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