東京慈恵会医科大学健康医学センター健康医学科
1997 年 12 巻 3 号 p. 229-233
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
無症候性脳梗塞(ACI)の危険因子を,ライフスタイルとパーソナリティーの面から検討した。その結果,ACI例が正常者との比較で有意差を認めた項目は,総喫煙量としての喫煙指数とEysenckパーソナリティー評価上の高L尺度(律儀・社会的同調)得点であった。従来から,ACI発現の危険因子として,高血圧,脂質代謝異常,糖尿病などの身体的要因が強調されているが,今後は本梗塞の予防対策として,誤ったライフスタイルの是正とその背後にあるパーソナリティー特性の修正指導に関心を払う必要がある。
人間ドック (Ningen Dock)
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら