青壮年期男性におけるストレスと日常生活習慣について

抄録

50歳未満の男性勤労者を対象にして,ストレス,慢性疲労と労働意欲,日常生活習慣に関する調査を行った。ストレス反応には性格, 要因,対処が影響していた。ストレス反応が強くなるにつれ慢性疲労度が増し,牽いては労働意欲が低下することが再確認された。更に日常生活習慣,特に食事習慣や健康行動にまで波及してQOLを低下させる要因になっている可能性が示唆された。壮年期男性へのストレス対策は健康的な勤労並びに日常生活に重要であると考えられる。