健康医学
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レムナント様リポ蛋白コレステロール値測定の臨床的意義
石田 さくらこ平田 久美子片岡 雅明井上 典子原田 寿子藤田 恵子前田 亮村上 文代佐々木 英夫伊藤 千賀子
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キーワード: 糖尿病
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1999 年 14 巻 2 号 p. 203-207

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抄録
動脈硬化の発症とレムナントリポ蛋白の関連が指摘され,特に糖尿病においてその意義が注目されている。そこで糖尿病者,および非糖尿病者においてレムナント様リポ蛋白コレステロール(RLP-C)値を測定し,大動脈脈波伝達速度との関連を検討した。糖尿病者のRLP-C値は高値であり,高RLP-Cを呈する症例では動脈硬化促進が示唆され,RLP-C測定は臨床的に意義があると考えられた。
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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