健康医学
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動脈硬化危険因子と心・血管病変に関する検討
升味 正光白川 勝己森 祐香高原 香阿部 和弘時信 弘丸橋 暉
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2000 年 15 巻 3 号 p. 200-203

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抄録
動脈硬化危険因子と心・血管病変について,その因果関係の面から検討した。危険因子相互間の関係で有意差を認めた項目は,高脂血症と高血圧,高血圧と高血糖,高血圧と肥満であった。危険因子と心・血管病変との関係では,高血圧が一番関連性が深かった。更に高脂血症が合併し,他の危険因子を多く有するものほど病変を増悪させる可能性が示唆された。危険因子及び心・血管病変の進展様式には,加齢及び性差の影響が考えられた。
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