健康医学
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健康管理における個人素因の重要性と体質診断としての―塩基遺伝子多型の可能性
平井 学江夏 祥子千田 麻城子田中 聡子原 泰子榎本 隆之永島 英幸阪井田 仁士
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キーワード: 生活習慣, 健康管理, 素因
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2003 年 18 巻 1 号 p. 67-69

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抄録
体質遺伝子診断(喫煙,飲酒,肥満に関与するCYP1A1,ALDH2,β3 ADRのSNP)を含む健康診断である事を前提に,受診を希望した128名の解析を行った。各遺伝子で変異を有するものは35%,59%,35%。3項目とも変異なしは20%で,逆に2項目以上変異を有するものは45%と,変異の重複が多く,生活因子に対する感受性の多様性が示唆される。個人の素因に応じた生活習慣への保健介入が必要である。
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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