健康医学
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高血圧と肥満の生命の予後―2,164臨床例の30年追跡調査をもとにして―
富永 忠弘横道 弘直土川 研也加藤 俊一
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1991 年 6 巻 1 号 p. 56-60

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抄録
本態性高血圧の降圧薬継続療法下の臨床多数例を30年間追跡調査した成績から,初診時体型と生存率との関係を重回帰分析で検討した。肥満は通説と反対に,予後好転的に働くきわめて有力な因子であることが確認された。実際の生存率では男性例では標準体重超+30%以内であれば,女性例では+40%超であっても,なお生存率の低下を来さないことが判明した。人間ドックの健康指導にも参考になし得るかと考えられる。
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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