健康医学
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人間ドック大腸検診(第5報)
吉井 等中村 守秀柿崎 敏治鈴木 修大川 日出夫桐生 恭好
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1994 年 9 巻 2 号 p. 125-129

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抄録
大腸疾患のスクリーニング法を便潜血反応検査より注腸X線造影検査(以下注腸)に変更し,その前後での検診結果を検討した。発見率は大腸癌で0.3%が0.9%と約3倍にも改善された。大腸ポリープでも同様の傾向だった。大腸癌では,より小さな,より早期のものが発見されるようになった。さらに陥凹型IIa+IIcの1例も発見された。人間ドックに於ける大腸検診では便潜血反応よりも注腸などの画像診断による方法がより適切であると考えられた。
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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