抄録
2016年4月に発生した熊本地震から2年がたった。震度7が2度続けて発生するという異例の震災により、被害が拡大した。人的・住家被害に加え、日本の三名城の1つともいわれる熊本城も大きく被災し、石垣や天守閣の完全な復元には、およそ20年という長い月日がかかるとされている。復旧、復興の道のりは平坦ではない。地震大国である日本において、熊本地震の記憶を風化させずに、その経験から学ぶことが必要ではないだろうか。熊本の震災・復興から、自治体や国、そして住民はどのような教訓を得ることができるのか。さまざまな立場で熊本の復旧・復興に関わっている識者に、熊本地震から何を学ぶべきか聞いた。