東京農工大学大学院農学研究院 [日本]
2017 年 49 巻 1 号 p. 13-23
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環太平洋地域の国々による経済の自由化を目的とした多角的な経済連携協定であるTPPは,世界システム論流に言うならば,「中心」の国々と「周辺=辺境」の国々を包摂した経済領域の創出であり,そこには,多国籍企業の本拠地となる国々もあれば,反対に主にそれを受け入れる側の国々もある.本稿では,TPPを,原蓄完了後の社会と原蓄真っ只中の社会がお互いを求めて結びつこうとしている状況として捉える視点を提案した.
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