東北農業研究センター [日本]
2019 年 50 巻 2 号 p. 41-47
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農村の低賃金構造の議論においては農村の特殊性が重要な論点であるが,論者によって認識の違いを含んでいる.本稿は,従来の議論はアプリオリに完全競争型の労働市場を想定し,その中で均衡点である「標準」とそこからはずれるものを「特殊」とする傾向があることを批判する.そして,労働市場そのものに賃金格差が固定的に形成される傾向を分析すべきことを問題提起する.
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