川崎医療福祉大学大学院 医療技術学研究科 健康科学専攻
川崎医療福祉大学 医療技術学部 健康体育学科
川崎医療福祉大学 医療技術学部 臨床栄養学科
川崎医療福祉大学大学院 医療技術学研究科 健康科学専攻 川崎医療福祉大学 医療技術学部 健康体育学科
2024 年 31 巻 p. 1-11
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ヒトの腸内は,生体内最大の微生物生態系であり,推定100兆個の腸内細菌で構成された腸内細菌叢は,宿主の健康に大きな影響を及ぼす.本稿では,これまでに蓄積された文献を検討して,腸内細菌叢の関与という観点から,運動がうつ病予防に有効かどうかを解説する.特に,自発的な運動習慣がうつ病予防に有効であるという事実は,運動が腸内細菌叢の変化を介して,宿主に有益な効果をもたらし,うつ症状に応じて脳内の遺伝子発現を誘導している可能性を示している.
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