東京大学 医科学研究所 幹細胞治療部門
2020 年 27 巻 2 号 p. 149-154
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再生医学における細胞治療の分野は目覚ましく発展し, in vitroで分化誘導した細胞が実際の治療に用いられようとしているが, 3次元構造をもった臓器はin vitroで作製することが困難である. これに対して, 胚盤胞補完法は多能性幹細胞のキメラ形成能を利用し, 動物体内で形態も機能も完全な臓器を作出する手法である. 本稿では, この胚盤胞補完法を利用した臓器作出の現状と今後の展望について述べる.
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