会議名: 第18回バイオメディカル・ファジィ・システム学会
回次: 18
開催地: 大阪
開催日: 2005/10/29 - 2005/10/30
p. 71-74
PEP (Protein Expression Programming)は組織構築を行う場合に重要なファクターとなる。このPEPはタンパク質を選択的に合成するために必要な技術であるが、どのように効果をあげているか具体的には説明できていたが、数学的・数式的証明はしていなかった。今回は、PEPがどのようにしてタンパク質の発現効率を上げているか、タンパク質翻訳に影響する様々な因子のうち、アミノ酸20種類のaminoacyl-tRNAのモル濃度比に焦点を絞り数学的に考察し、翻訳速度数式のプロトモデルを作ってみた。また、その数式を使用し、エラスチンとノンコラーゲンタンパク質の翻訳速度を計算したので報告する。