バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集
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離婚の防止方法の統計解析(医療とソフトサイエンスその2)
松浦 弘幸小井出 一晴野田 信雄根本 哲也伊藤 安海中野 正博福田 吉治今井 博久
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p. 147-150

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抄録

我々は,衛生統計データを用いて離婚率の社会的要因を重回帰分析した.従属変数は,離婚率である.説明変数は,個人家庭的要因,経済的要因,社会的要因,文化的要因,そして,要因の5つの領域で,30個の変数を用意した.個々のデータの正規分布性を確認した後,変数減少法と分散分析を行い,説明変数の絞込み最終的な重回帰式を決定した.離婚を促進する要因として,完全失業率,年間平均気温,共稼ぎ,核家族,貯金高が大きく作用し,逆に離婚を抑制する要因は,持ち家,年間雪日,学歴,所得が関与している.持ち家政策の推進と,所得の増加は,勤労青少年婦人福祉施設数,3次活動平均時間も増加よりも効果が大である.

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© 2007 バイオメディカル・ファジィ・システム学会
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