産業連関
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次世代自動車がもたらす中部圏へのインパクト
中部圏地域間産業連関表による分析
紀村 真一郎
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2019 年 26 巻 1 号 p. 80-98

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抄録

 中部圏の基幹産業として成長した自動車産業では,1997年にハイブリッド車が発売されて以降,プラグインハイブリッド車や電気自動車,そして,2014年末には燃料電池車の販売が開始され,従来とは異なる動力源のイノベーションが起き続けている.本論文では,次世代自動車の生産拡大が中部圏に与えるインパクトについて,「中部圏地域間産業連関表(延長表2010年版)」(2013)を用いて分析した.分析にあたっては,従来型自動車と次世代自動車の車体構造の違いを反映させる産業部門へと分割するとともに,次世代自動車の普及が見込まれる2030年をターゲットとした乗用車の動力源車種別の生産台数を推計し,国内の経済成長や自動車部品の原価低減も反映させ,より現実に即した定量的な評価となるよう検討した.

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© 2019 環太平洋産業連関分析学会
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